IR照射装置・イルミネーターの性能比較
探査能力を向上させる為に、IR照射装置(イルミネーター)を使用して、照射する赤外線量を増やします。
こんな形の小さい装置です。
照射する赤外線量が増えることで、対象物にあたって反射してくる赤外線も総じて多くなるので、より遠く、より鮮明に画像を見ることが可能になります。
1.イルミネーター(IR照射装置)のレーザーとLEDの違い
イルミネータにはレーザーを照射するものとLEDを照射するものの2種類があります。
出力方法が違うだけで、レーザーもLEDも効果はあまりかわりません。
というのも、イルミネーターで使用されているレーザーがクラス1といわれるもので、さほど強力ではありません。
LEDもレーザーもともに人の目には見えない波長の光を照射します。
ちなみに、人の目に見える波長はおおむね380nm〜750nmと言われています。
図のinfrared rays(赤外線)の略してIRと呼ばれる領域の光を照射します。
日本人としてはIRより赤外線って言ったほうなんだかがなじみがありますね。
で、LEDとレーザーのなにが違うのか。
LEDに比べるとレザーはより狭い領域の光を照射します。
LEDも単調(ひとつの光)しか照射しませんが、レーザーに比べると、領域は広くなります。
よけいな波長が混ざっていなので、厳密に言えば精度はレーザーの方が高いです。
出力に関しては、最大出力に関しては各モデルとも、差はないですが、最低出力時にはレーザータイプに軍配があがります。
不要な波長にエネルギーを奪われることがないので、効率よく照射できているためと思われます。
2.イルミネーター(IR照射装置)のレーザーモデルとLEDモデル性能比較
有名どころのイルミネーターの性能を比較します。図にすると性能にはあまり差がないのが分かりますね。現状購入可能なイルミネーター(IR照射装置)はパルサーの940のみになります。
940
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805
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X850
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L-808S
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L-915
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照射タイプ | LED | LED | LED | レーザー | レーザー |
電力範囲 mW | 30~200 | 30~200 | 50~350 | 125~250 | 125~250 |
波長 nm | 940 | 805 | 850 | 780 | 915 |
使用電池 | 単三電池 2個 | 単三電池 2個 | 単三電池 2個 | 単三電池 2個 | 単三電池 2個 |
作動時間 | 2時間 | 2時間 | 2時間 | 9時間 | 5時間 |
対応温度 | -20~+40℃ | -20~+40℃ | -20~+40℃ | -20~+40℃ | -20~+40℃ |
サイズ mm | 132x45x52 | 132x45x52 | 152x45x52 | 140x45x52 | 140x45x52 |
重さ g | 190 | 190 | 225 | 210 | 210 |
適用ナイトビジョンタイプ | デジタルのみ | すべてに対応 | すべてに対応 | すべてに対応 | デジタルのみ |
3.おすすめ銃にマウントできるナイトビジョンとIRの組み合わせ
Riflescope DIGISIGHT N750 + Puslar 940
銃にマウントできるタイプナイトビジョンの代表格はN750ではないでしょうか。デジタル仕様のナイトビジョンにもしっかり対応しており、そのままアタッチメントすることが出来ます。
ほかにも様々モデルが販売されているので詳しくはこちらへ→ライフル用ナイトビジョン比較
いい感じです。
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よこから見るとこんな感じです。
ナイトビジョンが大きいのでしっくりくるサイズ感です。
Pulsar Recon X550 + Puslar 940
Recon X550の単体のこんな感じです。
IR照射装置の940を本体につけるとこんな感じでになります。
リーコンの550が小さいだけあって、IR照射装置がすごく大きくかんじます。
手に持った時のサイズ感はこんな感じです。
Recon X550についてはこちらをご覧下さい。